平成11年4月20日(火):神奈川県3研究会合同研究会
第213回定例研究会報告 常任幹事 東海大学病院 村上 剛
第213回の神奈川核医学研究会は、4月20日(火)、かながわ労働プラザにて開催されました。
例年4月には「教育訓練」として行われていましたが、今年はさらに放射線安全管理研究会と放射線治療研究会との合同企画として開催されたため、約120名もの参加者があり、90名収容の会場が満員となり、立ったまま聴講された方もいらっしゃいました。参加者数の予測を謝ってしまい、たいへんご迷惑をお掛けしました。
その内容は、中村氏が、Sr-89やI-131などを治療目的で投与した際の退室基準と、その経緯や科学的根拠についての講演、藤生氏が、科学技術表彰の歴史について講演されました。また、放射線管理の緊急課題として放射化の問題が取り上げられ、渡辺氏が、問題提起とユーザーとしての対応について講演され、篠原・加納川両氏が、加速器(Linac,Microtron)における加速原理と放射化の程度、メーカーとしての対応について講演されました。
部門や職種の異なる方が多数参加される「教育訓練」としては、内容が専門的であり少し難しすぎるような気がしました。今後は、皆様に理解しやすく本当に役に立つテーマを考えていきたいと思います。