2002年04月23日(火)

第241回定例会報告 代表幹事    北里大学病院  菊池 敬

1. 総会報告

 平成13年度の活動報告、および収支報告を行なった。
 毎年行われる功労賞および努力賞の表彰は、平成13年度は対象者がなく、表彰はとりやめとなった。
 平成14年度から代表幹事の交代(横浜労災病院の渡辺氏から北里大学病院の菊池へ)があったことを報告した。

2.講演
 第一ラジオアイソトープ研究所(DRL)の岸岡氏より、SPM-99NSを実際にシステムを稼働させながら概要説明があった。SPM-99NSはSPM97をベースにMATLABのソフトが必要となる
SPM-99の一部分を引用されたもので、従来のSPN-96、97に比べ、ノーマライズ、スムージングが自動化されたため、簡便になったことの報告がった。
 東海大学病院の畠山氏からは、上記ソフトの臨床経験を通しての講演がされた。信頼性は従来どおりで、時間は約1/3となり、操作性、効率性において、非常に使いやすくなったとの報告があった。その他、脳機能統計解析ソフト:e-ZISの紹介があった。ノーマルデータベースとの比較をZ-scoreを使用することから、3D-SSPに近い算出結果が得られることや、キャリブレーション補正によりノーマルデータベースの共有化における信頼性向上などの利点があるとされた。また、SPM-99NSと同様、既にリリース可能とのことであった。
 ガンマカメラの基礎講座について東芝メディカルの斉藤氏からは、カメラの基本的な構造説明や収集理論、核医学データの取り扱い方法など基礎的なことから応用編に至るまで幅広い内容で講演があった。今回の基礎講座などは、時期的にも核医学新人技師や核医学ローテーターの方の再認識として、得るモノも大きかったのではないでしょうか。

 今後は、企画する側としまして、核医学に関する最新なものや今回の様な基本的な内容も含めて幅広く取り上げて行きたいと考えております。また、企画に関する要望等がありましたら、神
奈核ホームページの掲示板や常任幹事までお気軽にご意見をお聞かせ下さい。


講師の岸岡先生


東海大学の畠山さん


会場風景

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