第322回 神奈川核医学研究会 研究会 報告

開催日時 2010年01月22日(金)
開催場所 ミューザ川崎 研修室1-3
メインテーマ 脳核医学


報告者 平木 仁史(帝京大学医学部附属溝口病院)
1.「核医学装置の最新動向」
株式会社日立メディコ
田口 氏
RSNAの報告を中心に、ご講演いただきました。PETについて、TOF−PETによる性能向上(S/N画質の改善、時間短縮)、治療との連携を強化。SPECT/CTについては、普及型から高性能型装置の品揃え、CTスライス数・コーンビームCT組合せなど今後の臨床応用への拡大に期待。新型検出器について、従来のアンガ―型カメラの性能向上は限界にきており、次世代の半導体検出器カメラの実用化、さらには普及に期待がもたれるといった内容でした。
2.「新しい機種別ノーマルデータベースの紹介」
日本メジフィジックス株式会社
山口 氏
機種別のノーマルデータベースを1施設でボランティアで集めることは困難である。よって、1施設で50・60・70代の男女各1名、計6名を収集し、1機種当たり5施設で30名のボランティアデータを収集。最終的に5種類の機種/コリメータのために150名のデータを収集。これにより、SIEMENSe.cam版(2010.01)、GCA-9300A版(2010.02)、GEMillenniumVG/Infinia版(2010.03)をリリース予定。
3.「頭部SPECT再構成の基礎から応用まで」
東芝メディカルシステムズ株式会社
福留 氏
脳血流シンチにおけるデータ収集から画像解析処理過程における基礎的内容並びに注意点を細かくご講演いただきました。TEW散乱補正、体動補正、前処理フィルタ、再構成フィルタ、逐次近似法再構成、Chang法減弱補正など、詳細にご講演いただきました。
4.「脳血流シンチの基礎」
帝京大学医学部附属溝口病院
平木 氏
脳血流ECDシンチにおける、実際の収集手順を写真を交えながらのご講演でした。いい画像を作成するには、いい基データの収集が基本である。基データがしっかり収集されていなければ、後の処理でどんなに頑張っても、真の検査結果にはならない。データ収集準備から、実際の収集まで現場の技師が注意して行わなければいけないことを詳細にご講演いただきました。このコマでは、何でも質問コーナーも兼ねて行われ、eZISなどの統計処理など各施設でどのように行われているのか、活発な議論が交わされていました。

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