挨拶

19回日本核医学技術学会関東地方会総会

実行委員長  渡辺 浩

19回日本核医学技術学会関東地方会は、福田利雄大会長(東海大学東京病院)のもと、神奈川核医学研究会のメンバーを中心とした実行委員会にて、箱根温泉で開催いたします。ご多用にも係わらず、ご参加いただきました皆様には、心より感謝申し上げます。

 神奈川では、最近、横浜市系の施設に待望のサイクロトロンとPET装置が2つ設置されるとともに、新しく横浜市立大学医学部放射線科の教授に井上登美夫先生がご就任されました。本日は、その井上先生をお迎えしてご講演いただきます。井上先生には、神奈川核医学研究会だけでなく関東地方会の発展のために多くのご教示をいただきたいと考えております。また、欧州留学を終えられました橋本順先生(慶應義塾大学医学部講師)をお迎えして貴重な欧州での知見をご講演をいただきます。

 核医学の世界も進展が目覚しく、また、核医学を取り巻く環境も厳しい変革の時期を迎えております。この苦難の時期を乗り越え、21世紀における更なる発展を期すべく、シンポジウムでは、核医学関連の最新技術をメーカーの方々にピックアップしていただきます。

そして、今回の関東地方会ではこれまでにない趣向として、ミッドナイトセミナーを開催することといたしました。他の地方会では、結構評判になっているシステムです。お酒を飲みながらのセミナーですので、ざっくばらんに意見交換を行うことができ、つい本音が飛び出すようです。昼間の席ではなかなか聞けないこともフランクに聞くことができるいい機会ではないかと企画いたしました。また、最近では、メーカーの方々とじっくりと意見交換する機会も少なくなりました。核医学の発展のためにも、大会テーマにもありますように、核医学に係わるすべての方々が忌憚のない意見を交わす機会としてご利用いただきたいと考えております。

箱根温泉での開催は、横浜市街地での開催に比べ、実行委員会としての労力は倍するものがありますが、テーマに掲げる福田大会長の理念のもと、神奈川の総力をあげて、講師の先生方、学術プログラム、ミッドナイトセミナー、箱根の有名ホテル、温泉等々、これ以上ないという関東地方会総会とすべく努力してまいりました。とは言え、限られた予算での大会ですので、いたれりつくせりというわけにはいきませんが、福田大会長と実行委員の真心で皆様をお迎えしたいと思います。

 最後に、ご講演いただいた先生方、ご参加いただいた皆様方及びご支援とご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げると共に皆様と有意義なひと時を過ごすことができますことを切に祈念する次第です。

 

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