放射線測定器特集掲載のお知らせ

神奈川核医学研究会
代表幹事 菊池 敬

平成13年2月に核医学関連の5団体より出された「放射性医薬品を投与された患者のオムツ等の廃棄物の取扱い」に関するガイドラインとマニュアルにつきましてはすでにご承知のことと思います。この中で示されておりますように、バックグラウンドレベルを超える放射線が検出される廃棄物を医療施設から外に出さないための廃棄物の管理方法として、「集中管理(出口管理)」・「個別管理」の2つの方法があります。施設の事情に合わせて、どちらかの方法を選択もしくは、併用して実践されていることと思います。しかしながら、どちらの方法を実践するにしましても、施設によっては人員不足等の課題が生じる場合があります。このような施設では、施設の管理方法または事情に合った放射線測定器を利用することによって、その課題を克服することが容易になる可能性があります。
当研究会では、これまでこの問題についての説明・啓発等を行ってきましたが、その一環として第239回定例会において「核医学放射線管理のための測定器の紹介(患者から発生するオムツ等の廃棄物測定を中心に)」を開催しました。そして、その講演内容を基に別添の放射線測定器に関する特集を組み、当研究会のホームページに掲載いたしました。メーカー各社の最新の放射線測定器の情報が満載となっており、各社の特徴や性能の把握が容易にできます。核医学の現場においてご苦労されている実務者の皆様にお知らせさせていただきますと共に、この特集が皆様の日常の管理の一助となれば幸甚です。
なお、放射線測定器に関する問い合わせにつきましては、メーカーに直接お尋ねいただきますようお願い申し上げます。
最後に、特集掲載に当たり、ご協力いただきましたメーカーの皆様にはこの場をお借りして深謝申し上げます。

アロカ株式会社 医療廃棄物用モニタシリーズ  pdf形式
応用光研工業株式会社 出口管理用 廃棄物選別モニタ
東芝電力放射線テクノサービス株式会社 病院廃棄物(HW)放射線チェックモニタ  pdf形式
東洋メディック株式会社 オムツ用放射線測定器fieldSPEC  pdf形式
富士電機株式会社 医療廃棄物モニタ
株式会社 プロテック オムツ選別モニタ わけるくん

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